[JP🇯🇵]Maiji(ベゲfastman人/melo soda) interview(Exclusive)

久し振りに本当にヤバいヤツが表れた。
その名は ‘Maiji’、北九州を拠点に活動するHIPHOP Collective’ベゲfastman人’の中心人物だ。

個性豊かなメンバーが集うベゲfastman人の中で、一際FreakyなFlowで危ない隠語を縦横無尽に操りリスナーを圧倒するその様はまるでBron-Kのようであり(そういう意味ではベゲfastman人はSD JUNKSTAのようである)、反面ソロ作では同一人物とは思えないほど丁寧なフローで無骨な言葉を届け人情味豊かに人間愛を歌うその様はまるで紅桜のようでもある。まさに日本でしか産まれないJapanese HIPHOPの王道を体現する素晴らしい才能だ。

そんなMaijiの魅力の秘密を探るべくインタビューを行いました。
“ヤバいRapするヤツは人間的にヤバいヤツ”というのを痛感する最高の内容になったので是非Checkしてください。

HARVEST: 自己紹介をお願いします。

Maiji: ‘Maiji’ from ‘ベゲfastman人'(Label: melo soda)です。歳は今25歳で地元は福岡県北九州市です。


H: どのようにRAP/HIPHOPにのめり込んだのですか?

M: 最初はHIPHOP自体をほとんど知りませんでした。元々小さい頃から柔道を12年間していて、高校へは柔道の特待生で入学したんですが、入学後すぐに高校の厳しさを痛感させられて喧嘩してしまい退学になってしまいました。その時期にdj mal(当時の高校の先輩)に誘われてClubに行き、初めてHIPHOPに触れました。
自分は正直HIPHOP Cultureを舐めてて、”ヨーヨー”って言ってイキってる奴らと思ってましたし、当時の自分は腕っぷしが全てと思い込んでいたこともあって、そう思ってたRapper達がClubのステージで煌びやかな照明を浴びる姿やそれを見て盛り上がる客の歓声に嫉妬してしまい”これなら俺でも出来るちゃ！”と思いRapするようになりました。
その後Rapをするようになって初めてステージに立った時、ステージから見えた客が首を振っている姿や、見た人に「良かった！」と言われたのが快感で、その瞬間からどっぷりのめり込み始めました。

H: ベゲfastman人の名前の由来と結成の経緯を教えてください。

M: 元々’BONGO’というチームで’恵比寿’という相方と活動していました。当時、相方と後輩2人(‘Louis’と’Young Macon’)の4人で暮らしていて、ベゲ×××やハル×××、コ××やMD××で大暴れしてて、これはアウトプットせないかんと思っていた時に’恵比寿’がこじれて飛んでしまったので、自分を中心に一緒に住んでた後輩と急遽作ったのが’ベゲfastman人’です。
その時にめちゃくちゃ早かったんで、ベゲ×××(ベゲ×××やってたから) + fastman(早いから) + 人(人だから)の3つを合体させて名付けました。
後で’恵比寿’は戻ってきて今はベゲfastman人の一員です😁。今ではMaiji, Louis、Young Macon、Inako、恵比寿、Boo、OG56、5HUH31の計8人のメンバーで構成されてます。

H: 曲を聴いて想像してた通りというか以上というか…(笑)。自分はMaijiさんの高校の同級生のKuwazono Hajime a.k.a Pepsi君に”高校の頃、地元はあまり治安が良くなかったこともあり彼自身色々あった”と聞いてたことや、各MVの感じや某RapperのMVの’城’の存在も含めて独特の土地柄を感じたのですが、北九州市ってどういう所なのですか？あと一番印象に残ってるTr××体験を教えてください。

M: 義理人情にこたえる町って感じですかね。正直自分は東京とかのが怖いですね(笑)。
北九州じゃあ基本、自分自身が悪い事しなければ何ら平和な町ですよ。ただ物凄く仲間意識は高いので捉え方によっては少し交戦的かもしれませんね。根が優しい人が多いです。
逆に某組織も北九州におってもらわないと他の国や人達から守れませんし、見方や立場で印象は物凄く違う町だと思います。ちなみに某Rapperさんも優しい人ですよ😁。
Tr××体験。んー、いっぱいあるんですが、最近で言うと、大阪のアメ村にLiveで呼んでもらった時、大阪の友達の’ボンクラ街道’と’9castle’にお世話になったのですが、その時に外国から来たシャーマンの元が居まして、15分間の強制臨死体験をしました。
その時ばかりは抵抗をやめ異次元に身を委ねましたね。その後50時間くらいずっと幸せと愛に満ち溢れてましたね(笑)。今まで出会った子達とは比べる事も出来ないくらいDripでした。

H: 自分が最初’ベゲfastman人のMaiji’さんに感じた印象はとにかくスキルフルなFlowと隠語の使い方、Trackがド渋で痺れたからです。Rapする上で何を大切にしていますか？またTrackは全て5HUH31さんが作ってるのですか？あとCRACKER SMOKER(Remixも最高でした)のHookで引用しているThink Tankには影響を受けましたか？

M: ありがとうございます😁。ラップする上で大切にしている事は、まずビートと友達になり、お互いの気持ちの良い所を探ります。
リリックで大事にしているのは、嘘はつかないこと、聴いてもらう人達に常にニヤついてもらえるような言い回しやフローをすること、世間一般的に言うバカやアホうになる事ですね、それは音楽は快楽と思ってるからです。
あとは表と裏の顔を持つ事、仕事と音楽とかストリートの事ですね。
Trackは全部5HUH31が作ってる訳ではありません。適当に買ったビートでも気持ちよかったら乗っちゃいます。
Think Tankに関してはカッコ良いとは思いますが影響を受けたかどうかはわかりませんね。CRACKER SMOKERのHookに関しては引用してるつもりはありませんでした。


H: ソロEP ‘POA’ を出した経緯と’POA’の意味を教えてください。

M: ソロでも活動したいし、ぶっ飛ばす自信もあるし、ベゲfastman人だけじゃなく自分の曲も聴いて欲しいからですね。
“POA”の意味は無いです。感覚的には魂を抜き出す作業的な感じですね。朝、顔を洗った後に、”ぷぉぁー”って自分は言うんですが、その時に気合いが入るから、”コレをタイトルにしよう！”みたいな感じです！

H: ベゲfastman人の時はMVの感じや隠語使い含め得体が知れない印象だったのですが、ソロEPの’Good feel’ではストレートな言い回しに変わりMaijiさんの心の中が見えて更にハマりました。EPの後に出したシングル’オレナリ’もストレートな言い回しで今の日本を斬っていて良かったです。スタイルは伝えたい内容によって使い分けているのですか？また’Good feel’のようなベゲfastman人で表現していた曲とは異なるタイプの曲を作ったのには何か理由があるのですか?

M: ありがとうございます😁。そうですね。ソロとチームではスタイルは使い分けてます。
ベゲfastman人は8人で1人みたいな所があって各々役割分担しているんで、その中での自分の役割を表現しています。
ソロに関しては、多重人格とかではないのですが、自分の中に色んな目線や性格があるので曲によって変えてますね。なので’Good feel’みたいな曲を作った理由は特に無いです！北九州で学んで来た自分のスタイルがソロで自然に出たって感じです。
ソロとチームでは、リリックやスタイルは自分の中では別人がしているかのようです(笑)。


Q: 今後の音楽活動の予定を教えてください。

M: ベゲfastman人としては、今日(6/26)福岡のクラブ’STAND-BOP’企画のライブ映像配信への出演します。あと新作EP(A面B面/各6曲入り)を各サイトで近日配信予定。
ソロでは、EP ‘POA’ から ‘all night bong’ のMVを近日配信予定です。あとは現在SHION × Maijiでもミニアルバムを制作中です。ソロでの1番近いライブは7月18日に福岡のクラブ’HIVE’にてソロライブ予定です。(ゲスト:鎮座Dopeness)


Q: 色々仕込んでますね！公開が楽しみです。最後にリスナーへメッッセージをお願いします。

M: 見た目は大人中身は子供ですが、今後も粘り強く質の良い音楽を作っていきますので是非聴いて見にきてください😁。

Interview内でも触れたClub STAND-BOPの映像配信企画は以下のYoutube channelからCheckして下さい。

6/26(Fri) STAND-BOP New Project “ALIVE”
STAND-BOP ch.

– 公開Time Table –
12:00 maerd54 / Dir.BAMBI
15:00 ZERRY / Dir. BAMBI
18:00 yvngboi P / Dir.BASIL
22:00 ベゲfastman人 / Dir.BASIL

※動画追加しました

Maiji(ベゲfastman人)
IG: @maiji0589
TW: @bege0589

ベゲfastman人
IG: @begefastmanjin
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